2009年12月1日火曜日

認知症の方と家族の会

先日、認知症の方と家族の会の交流会へ行ってきました。最初に認知症対応型ショートステイの施設長さんから簡単な講演がありまして、その後奥さんを介護されている男性のお話を伺いました。


僕自身は実家に認知症の祖父がいるものの、なんせ僕が実家をでたのはもう10数年も前なので、その頃祖父はまだまだ元気でした。なので身近なところに認知症の方や、ましてや介護の経験はありません。


では、なぜこの交流会に参加したか?


それは、僕が現在介護の仕事に就くべく勉強中だから。そして仕事に就く前に、利用者さんのご家族がどんな気持ちで介護しているのかを聞いておかなきゃならないと思ったからです。

結果、参加して本当によかったです。感じた事はいろいろあるのですが、自分の中で、そしてこれから仕事をしていく上で、大切にしたいと思ったことはこんな事でした。それは…


「医学的な認知症スケールによる判断の重症度と、介護している家族の心理的負担感の重さは全く異なる」


ということでした。


医師からは「あなたの場合は、認知症でも比較的軽度ですよ、重くなればもっと大変ですからよかったですね。」という類いのことを良く言われることがあるそうです。しかし、この言葉にご家族は深い落胆を感じるのだそうです。

「こんなに大変なのに軽度だなんて…」
「これからより重くなったらどうすればいいのか…」と。

それは、認知症という病気独特の理由によるものです。一般的に病気や怪我の症状が軽度であれば、それは喜ばしいことですが、認知症の場合、軽度であるという事は、わかることと忘れてしまったことが錯綜し、本人はひどく狼狽している場合がほとんどです。これはその方の家族も同じ。介護する方も同じように狼狽し、混乱しているからです。
実際に介護されたご家族は、むしろ進行してなんにもわからなくなった方が介護が楽になる、とお話されていました。


介護の世界で働きはじめたら、専門的な観点からサポートできることはもちろんですが、こんな大変な思いを抱えた本人とご家族、それぞれの気持ちに寄り添ったサポートをしていきたいと思いました。

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